「結の空間」 山本和智作曲個展– 山本和智作曲個展 –

2026年10月31日(土) 14時開演

会場:京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ

唯一無ホール全体が楽器となる奇跡の瞬間!
数十もの〈糸電話〉による未曾有の音響空間を体験する大型企画。

会場に幾本もの〈糸電話〉を張り巡らせる
前代未聞の試みによる話題作と、
笙と室内オーケストラのための新作を含む作曲家、山本和智の作品個展。

2015年、京都コンサートホール アンサンブルホールムラタにおいて、37本の糸電話を会場全体に張り巡らし、室内オーケストラとホールとが一つの「楽器」と化す、というこれまでに前例のない音響空間が出現しました。

山本和智作曲《3人の箏奏者と室内オーケストラのための「散乱系」》は、こうした大掛かりな設営を要するため「再演が極めて困難」とされながらも、類型を破る発想と実験性により大きな話題を呼びました。

あれから10年。再びこの京都コンサートホールにおいて、本作の再演が行われようとしています。

機械化した現代の限界を感じさせ、人間力や自然の力に目を向けさせる———。

作曲家、一柳慧(1933-2022)が当作品をこう評したように、一切の「電力」を用いることなく特別な音響空間を作り上げるこの装置には、滋賀・木之本の絹絃メーカー「丸三ハシモト」の糸、また京都の手芸用品メーカー「ハマナカ」の手芸糸といった、さまざまな人の手による「技術」があちこちに施されています。

神奈川県立音楽堂の公演の様子(2017年)

今回は同じく〈糸電話〉を用いて作曲された箏二重奏による《El Norte》(2024年初演)、笙奏者、中村華子のために書き下ろされた新作《断ち切られた有刺鉄線》、作曲家、下山一二三の追憶に書かれた《フリージングヴォイセス(北緯41度)》の初演も含め、音楽と空間インスタレーションを一体化させた新たな形で開催します。

空間そのものが楽器となる——。
前代未聞の音響体験するコンサート「結の空間」をお聴き逃しなく!

「結の空間」山本和智 作曲個展
日時:2026年10月31日(土)14:00開演
会場:京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ(京都府京都市左京区下鴨半木町1−26)
料金:4,000円(一般) 2,000円(学生) ※2026年7月25日チケット発売予定  
出演:箏:マクイーン時田深山、日原暢子、木村麻耶
   笙:中村華子
   指揮:浦部雪/京都室内合奏団
主催:株式会社しろばら百藝社/公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団
協賛:ハマナカ株式会社、sweets cafe 四季折々
協力:丸三ハシモト株式会社、NPO法人こども手づくりプロジェクト

プログラム
Program

山本和智(作曲)
『El Norte(エル・ノルテ)』(2023)
笙とアンサンブルのための『断ち切られた有刺鉄線』(2023-2024)初演
弦楽四重奏のための『フリージングヴォイセス(北緯41度)』(2024)初演
3人の箏奏者と室内オーケストラのための『散乱系』(2015/2017)


アクセス
map

京都コンサートホール
京都府京都市左京区下鴨半木町1−26
https://www.kyotoconcerthall.org

京都市営地下鉄烏丸線 北山駅下車
1番または3番出口 南へ徒歩5分

Google Maps
Google Maps Find local businesses, view maps and get driving directions in Google Maps.

出演者

Profile

浦部 雪(指揮) 
URABE Yuki Conductor

東京芸術大学作曲科卒業後ミラノ国立音楽院作曲科、ミラノ市立音楽院指揮科、ミュンヘン音楽大学作曲科にて学ぶ。指揮者として日本をはじめ、イタリア、ベルギー他様々な場所で新作初演等に携わる。2021年サントリーホールサマーフェスティバルにおいてマティアス・ピンチャー氏のアシスタントを務める。https://sites.google.com/view/yuki-urabe/

©︎Atsuko Ito (Studio LASP)

マクイーン時田 深山(箏) 
Miyama McQueen-Tokita / koto

即興、現代音楽、オリジナル作品を軸に国内外で活動。日本フィルハーモニー、バンクーバー交響楽団、Australian Art Orchestraと共演し、東京JAZZ、MOERSフェスティバル等に出演。2019年ACCフェローシップでNY滞在。2020年ソロアルバム『SONOBE』発表。小田村さつき、沢井一恵に師事。東京藝術大学大学院修了。

Photo by Masanori Yoshie

日原 暢子(箏) 
HIHARA Yoko / koto

東京藝術大学卒業、同大学院修了。在学中、アカンサス音楽賞及び同声会新人賞受賞。第十八回賢順記念全国箏曲コンクールにて銀賞・福岡県知事賞受賞。第五回利根英法記念邦楽コンクール〔古典〕にて最高位受賞。北京中央音楽院民族音楽祭開幕式にて二十五絃箏独奏。石川県立音楽堂「和洋の響」にてオーケストラ・アンサンブル金沢と共演。NHK「邦楽のひととき」、「邦楽百番」、「芸能きわみ堂」、岐阜放送「美の精華」等、ラジオやTV出演多数。令和四年度文化庁芸術祭新人賞受賞。古楽器と邦楽器による「アンサンブル室町」同人。東京藝術大学非常勤講師。桜美林大学非常勤講師。岐阜大学非常勤講師

木村 麻耶(箏) 
KIMURA Maya / koto

橋本はるみ、野坂惠子氏に師事。幼少よりコンクール等優勝歴多数。北海道新聞社賞、釧路奨励教育長賞、平成24年度別海町文化奨励賞、第54回釧新郷土芸術賞など受賞。「この音とまれ!」CD録音、TV、ラジオ出演など多岐にわたる。多くの国際公演より招請され審査員を務める。木村麻耶CD《光る空》、《赤い月》をKミュージック・ストアより好リリース。

中村 華子(笙) 
NAKAMURA Hanako / sho

国立音楽⼤学音楽学学科卒業。笙を宮⽥まゆみ、多忠輝、雅楽合奏を芝祐靖の各氏に師事。2006年度文化庁新進芸術家国内研修員。「伶楽舎」メンバーとして活動する他、「Shogirls 」「雅楽三昧中村さんち」などのユニットでの活動や、東儀秀樹のサポートメンバー(秀樹組)として参加。また笙のソロ作品やアンサンブル作品の初演や他ジャンルの芸術とのコラボレーションなど幅広い。
https://hanakonakamura.b-sheet.jp/

京都室内合奏団 
Kyoto Chamber Ensemble

京都にゆかりのある若手演奏家によって2020年に旗揚げされた。指揮者を置かずに各奏者の能動的なアンサンブルによって演奏することをモットーとしており、定期演奏会を中心に活動を展開している。小編成のアンサンブルから、弦楽オーケストラ、室内楽など、編成が柔軟に変化するのが特徴で、こだわりの強いプログラムを実現している。定期演奏会においては、マーラーの交響曲やストラヴィンスキー作曲「火の鳥」といった大曲にも指揮者なしで挑戦し、15名の奏者による演奏は好評を博した。

山本 和智(作曲) 
YAMAMOTO Kazutomo / Composer

独学で作曲を学ぶ。オーケストラ、室内楽、アンサンブル、合唱、独奏曲、映画音楽など作曲活動は広範にわたり、2006年モリナーリ国際作曲賞第1位(カナダ) 、2007年AIC / Mostly Modern 国際作曲コンクール第1位(アイルランド) 、2009年度武満徹作曲賞第2位、2010年第5回JFC作曲賞など、国内外で高く評価されている。和光⼤学表現学部総合文化学科非常勤講師。
https://kazutomoyamamoto.b-sheet.jp/

コメント

コメントする